
最近ご相談いただく内容として、ご自分について不安を持っておられて、将来、財産管理や日常生活がどうなるのかといったものが多いように感じられます。
以前は、ご本人が認知症になった後、身内の方からの相談が主だったのですが、少し変化がみられるような気がいたします。
原因としては、単身ご高齢者が多くなっていることも関係しているのではと考えます。
ご本人が元気なうちでしたら、家族信託や任意後見など、対策として複数の選択肢があります。
ご自分の意思を実現するには、遺言書を遺すこともあるのですが、これは死後の対策です。
一方、家族信託や任意後見は、ご自分の存命中に効力を発揮させる制度で、これからどのように幸せな人生を送ろうか、
どのように資産を管理し、次世代に承継させようかといったことが実現できるものです。
ですから、今現在から、亡くなった後のことまでトータルで考えて対策をされるのが一番良いのではと思います。