
ここのところニュースや新聞等で取り上げられていますので多くの方がご存知だと思いますが、いよいよ相続登記が義務化されるようですね。
現在、所有者不明の土地が九州の面積を超える程あり、様々な問題が生じています。
所有者が分からなければ、土地に何も手をつけることができませんし、それが共有者の一部であっても全体が影響を受けてしまいますから大問題です。
でも地方の山林などは、ほとんど価値がないような土地が多いので、価値の無いものにわざわざお金と手間を掛けて相続登記をすることは普通考えないですよね。
そして私がニュースで気になったのは、ある番組のキャスターが「相続登記をしないのは、登記の際に支払う税金と司法書士の手数料が高いからです」と言っていたことです。
これだけ聞くと、司法書士に仕事を依頼すると、とても高い費用が掛かると思ってしまいませんか?
司法書士がいただく相続登記の報酬は、その手間や必要な知識を考えるとハッキリ言って安いというのが私の実感です。
ですから、キャスターには誤解を招かないように「相続登記をしないのは、価値の無い土地に登記の際の税金や司法書士の報酬は支払いたくないと考えるのが普通だから」というような言い方をして欲しかったですね。
さて相続登記をせずに、あなたの祖父や祖母の代のままの名義で残っている不動産はありませんか?
費用が心配ならば一度司法書士に相談いただき、手数料を確認してみられたらどうでしょうか?
相続登記は放置すればするほど、手間と費用が掛かってしまいますので、ぜひともお早めにお考え下さい。