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コウノトリ司法書士事務所-神戸市 相続・不動産登記・家族信託

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ご相談事例3 遺言書作成のご相談

遺言書作成の依頼者様に、遺言書にある工夫をして喜んでいただきました。

依頼者様は、ご主人が既に亡くなっておられて、お子様もいらっしゃらない方でした。
依頼者様が亡くなった際に相続人となられる方は、姉と弟のお二人でしたが、姉は遠方にお住まいで、
依頼者様とはあまりお付き合いのない状態です。
どのような内容で遺言書を考えておられるかお聞きしたところ、密に連絡を取り合う弟とその家族に財産をお譲りしたいとのことでしたので、
ご希望が叶うような内容の文案をご提案し、依頼者様と一緒に検討いたしました。
依頼者様が気にされていたのが、姉には相続させるものが一切なく、気分を害さないかということでしたので、 遺言書にある工夫を凝らしました。
遺言書には、最後の部分に「付言事項」というものを付け加えることが出来ます。
この付言事項の内容は、法的な拘束力がないのですが、遺言者の思いを自由に記すことが可能です。
そこで、今回、その付言事項に姉に対する感謝の気持ちを充分に記していただきました。
依頼者様には、これで姉も気分を害さずに済むであろうということで非常に喜んでいただきました。

司法書士のような専門家にご相談いただければ、確実にご自分の思いが叶う遺言書が作れるのは当然として、
付言事項のような、死後のトラブルを防止するちょっとした工夫のアドバイスまで期待できます。
遺言書の作成方法は方式が厳格化されており、また、作成後の改ざんや破棄などトラブルが多いのが実情ですから、
司法書士のような専門家にご依頼の上、確実に実現する遺言書にするのが理想的だと思います。